2011年8月8日月曜日

支那原発事情

8月7日、支那は、広東省深セン市大亜湾にある嶺澳原発2期2号機(加圧水型、出力約100万キロワット)の営業運転を始めた。原子力発電大手、中国広東核電集団。新華社電。

福島第1原発事故後、支那での新原発稼働は初めて。同事故後、国際社会では原発政策見直しの動きが広がるなかで、支那は推進姿勢を変えていない。

大亜湾の稼働原発は計6基となり、合計出力は約610万キロワットで支那最大の原発基地に。新華社電は「2期原発は、我が国初の自主設計、自主建設による100万キロワット級原発で、原発発展のプロセス上、記念碑的な意義がある」と嘯いた。

中共政府は福島事故を受けて、建設中の原発の安全性再評価などの対応策を決定。同機は再評価を受けた上で「安全」と判断されたとみられる。メディアによると、支那では広東、浙江、江蘇の3省で計13基の原子炉が稼働しており、同機は14基目。